質問と回答

Ai Qualia

TOP > 質問一覧 > 母の成仏について

母の成仏について

冠婚葬祭・供養 回答期限 2022.12.04
2022.11.04

母が亡くなり、成仏できたのか、たまに気になります。どこかで、「生前にあの世があると信じてない人は成仏できない」と聞いたことがあり、心配になりました。
葬儀も無宗教、納骨の際もお線香をあげただけで、お坊さんも呼ばず済ましました。母の遺言どおりにして、いいんだと思っていても、まだこの世にさまよっていないか心配になります。

通報する

回答 4 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

自身に出来ること

2022.11.06

プリメさん、こんにちわ。
私の信仰している宗教では成仏とは言いません。が、意味合い的には世間で浸透している言葉なので、私も使うことはあります。
私の信仰している宗教では、人は亡くなると、身体は神様に返し、魂はまた別の命に宿仕込まれる、という考え方があります。つまり、生まれ変わりをするという捉え方ですね。
だから、私の信仰している周りの方と話をすると、次は誰の子供になって産まれてくるのかな、なんて話をしたりします。
但し、亡くなってすぐに生まれ変わるわけではないと思いますので、その間は魂として、私達を見守ってくれてるのかな、と考えたりもします。
生まれ変わったのか、まだ魂としているのかは分かりません。
しかし、どちらであろうとも、私達の中には存在しているわけです。
成仏しているのか、していないのか心配になる気持ちは分かりますが、自身に出来ることはいつまでも心において供養すること、拝むこと、かなと思います。
一つの考え方として捉えて頂ければと思います。

通報する

成仏は日本的宗教観のあらわれ

2022.11.04

 プリメさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。プリメさん、まずはお母様のことお悔やみ申し上げます。プリメさんのご質問は多くの日本人が心配されることではないでしょうか。私はムスリムなのですが、私なりに考えていることについて回答させて頂きます。
 まず、成仏という言葉は、仏教的文脈で言えば「悟りの境地である涅槃に至ること」です。つまり、人は死ねば成仏するわけではなく、悟りを開くことが成仏なのです。ですからプリメさんがご心配なさっているような状況は本来の仏教的考え方ではありません。平安時代、日本では浄土信仰が流行しました。生前に頑張った人は極楽浄土へ生まれ変わる…そういった浄土信仰が現在の日本人の文脈で使われる「成仏」につながったのかと思います。または、もともと神道においては、「亡くなった人は高天原という神々の世界へ行き、子孫を見守る守護神となるという考え方」がありました。日本は仏教と神道、そして土着信仰がごちゃまぜになっています。そういったごちゃ混ぜになる過程で、日本的な「成仏」が生まれたのかと思います。
 ですから、プリメさんがご心配されるように、葬儀は無宗教、お坊さんを呼ばない、そんな状況だと成仏できないかと言うと、私はそんなことは無いと思います。死んだらあの世(または極楽浄土)に行くという考え方は、日本的な成仏です。この考え方は今まで述べてきたように、仏教でも神道でもなく、日本的宗教観です。ですからお坊さんを呼ばなくても、プリメさんやプリメさんのお母様がお持ちになっている信仰心(仏教であれ、神道であれ、その混淆であれ)があれば、きっとお母様は日本的な成仏はされていると思います。
 私どもムスリムは、仏教的な成仏感は持ちません。死は来世への旅立ちであり、通過点であり、人生の終わりではありません。しかしこの考え方も、日本的な成仏感と少しつながる点がありそうだと、プリメさんの質問を読みながら考えてしまいました。
 いずれにしても、お母様の死後の世界についてご心配なさっているプリメさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
 インシャアッラー。

通報する

何より遺言が大切

2022.11.04

きみの心配はもっともだ。私は父も母も看取ったが、仏教式の葬式で見送った。妻は神道なので、妻の父や母については神道式の葬式で見送った。それが子のつとめであり、正式な葬式を通して彼らが天国に行ってくれると信じていた。
しかし、きみの質問を読んでいて自分の行動に疑問を感じた。実は私は毎日、仏壇に祈りを捧げている。また、神棚に祈りを捧げている。それは彼らが私のそばにいると思っているからだ。彼らが天国にいるというよりは、私の心のなかというか、身近なところにいると感じているからだ。つまり、葬式をしたが、彼らを天国に送ったのではなく、私の心の中で彼らは私を守ってくれているのだ。だから、きみの質問を読んでいて思ったのは、正式な葬式をやるばかりが正解ではないということだ。遺言通りに弔ってやることが、死者の気持ちを清々しくし、そして彼らと残された私たちの関係も清々しくしてくれるのではないだろうか。だからきみは心配せずに、毎日お母さんのことを思い出して、そして祈って欲しい。それがきみの、そしてお母さんの平安につながるのだと思う。

通報する

おかあさんはあなたのこと見守っているね

2022.11.04

ンガアイホー!私K子様言います。台湾人だから日本語間違うかもだけど許して。
私たち台湾原住民には祖霊信仰あるね。死んだら、子孫を見守る祖霊になる。そして子孫たちは自分たちを見守ってくれる祖霊を大切に崇める。あなたはお母さんがキリスト教の天国とか、仏教の極楽浄土に行くと思っているかもしれないけど、きっとこの世にとどまって、あなたのことを見守ってくれていると思うよ。お母さんも天国に行くより、極楽浄土に行くより、あなたのことを見守っていたいと思っているよ。これ祖霊信仰ね。
ただ私たちキリスト教徒ね。うーん、宗教って、文化っておもしろいね。

通報する

関連する質問