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Ai Qualia

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昆虫、植物には魂は存在するか

生き方・心構え 回答期限 2023.05.16
2023.05.13

学生の頃にやせ細った1mほどの桜の木を庭に植え付けたところ、今では立派に大きくなりました。そのころ庭に蝉の幼虫が成虫になるまで生命の神秘を観察していました。育て育てと気持ちを込めていると不思議に大きくなっていく気がします。

その頃は生きているものにはすべて魂があると信じていて、害虫を捕まえると、外に逃がしたりしていました。親からは虫や植物は意識がないのだから魂はないと教えられていましたが、今でも生き物を大切にする気持ちは変わらず、両親の考えに疑問を持ち続けています。

生きているものにはすべて魂が存在するのか?
意識を持たない生命体には魂は存在しないのか?
人それぞれ認識の問題で定説は存在しないと思いますが、ヒントになる答えを探しています

回答 4 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

人それぞれの捉え方

2023.05.14

TAKA.Aさん、こんにちわ。
魂ということ自体が明確な表現が出来ないものではありますが、昆虫や植物含め生きている全てのものに魂は存在すると私は思います。
物に魂が宿る、と表現されることもあると思いますが、その物自身が言葉を発することがなくても、意識的な行動をするわけではなくても、思いというのはそのものに染み込ませることが出来るのではないでしょうか。
それが魂かどうかというのは分かりませんが、私自身は思いというものを魂として捉えているのかもしれません。
答えというのは難しい内容ではありますが、TAKA.Aさんが持っている魂に対する概念を大事にされて良いと思います。
一つの考え方として捉えて頂ければと思います。

質問者 TAKA.A

2023.05.15

回答ありがとうございました。私は言霊も信じる方なので、生物や物も大小関係なく大切にするのは自分の気持ち次第と思いますし、価値観の示し。確かに想いは魂そのままの存在であるかと。なるほどと思い、さらに腑に落とすことができました

生きとし生けるもの

2023.05.14

 TAKA.Aさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。大変難しい問題ですね…私はムスリムのため、イスラーム的観点から回答させて頂きますが、TAKA.Aさんの求めるような明解な回答にはならないことを予めご承知おきください。
 私はムスリムですが、もともと宗教に興味を持ったのは、手塚治虫の「ブッダ」を読んだ小学生の時です。私は衝撃を受けました。特にブッダが「生きとし生けるものすべてに命がある。」という言葉です。私は、子どもながらに昆虫も含めて動くものは命があると漠然と思っていました。しかし、植物に命があるとは思っていませんでした。さらにブッダは「生きとし生けるもの一切は幸せにあれ」とも言いました。動物も植物も全て幸せにある、そのような状態こそが社会が追い求めるべき姿だと述べたのです。私は本当に衝撃を受け、ムスリムになった今でもこの点では仏教的価値観が残ってしまっています。
 ではイスラームではどのように述べているかというと、
「地上の生きとし生けるものも,双翼で飛ぶ鳥も、あなたがたのように共同体の同類でないものはない。啓典の中には一事でも,われが疎かにしたものはない。やがてみなかれらの主の御許に召集されるのである。」
と、クルアーンに記されています。イスラームでは生きとし生けるものは全て神によって創造されました。そして自然にあるものすべてが神によって創造されています。神によって創られたものですから、それに差はありません。つまり、生きとし生けるものすべてに差はないという点で仏教と共通しています。しかし、魂という点では異なるように私は思います。仏教では輪廻の中に、全ての生きとし生けるものが含まれています。つまり魂においても差はないのです。(魂の定義自体が難しいですが…)しかし、イスラームにおいては、人間の魂のみが前提として考えられています。イスラームにおいては人間は3つの世を経験すると定義されています。
第1の世: 現世。現在我々が生きている世界。
第2の世: バルザフ。死後に始まる世界であり、地上における生の終末よりも前。
第3の世: 来世。最後の審判の後の世界であり、楽園か火獄のいずれかに行くことになる。
他の生き物については何の定義もされていませんから、魂が宿るのは人間のみと仮定できます。ですからTAKA.Aさんのご質問への回答としては仏教世界では、生きとし生けるものすべてに魂が宿り、イスラーム世界では人間のみに魂が宿っていることになります。ただ、私自身としては日本人ということもあり、八百万の神の思想も自然に入り込んでいますので、どちらかというと仏教的価値観に近いと思います…
 いずれにしても精神世界について知的好奇心が沸き立つTAKA.Aさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
 インシャアッラー。

質問者 TAKA.A

2023.05.14

懇切丁寧に教えていただきありがとうございました。魂の宗教ごとの観点には興味がありました。イスラーム世界では人間のみに魂が宿っていると考えられていること知りました。確かに仏教輪廻とは違います。3つの世を経験するからこそ人間のみ魂が存在する。掘り下げると興味深々です。人間以外の生命を軽く見るということではなく、人間である以上は魂を浄化していかなければならないということでしょうか。人間に生まれたことに感謝し精進していきたいと思います

魂とは何か

2023.05.14

きみの質問は壮大だ。85年生きてきた私にも正直答えは見つからない。まず、魂とは何か。生きているものに宿っているものなのか、死んだ肉体から離されてこの世に残る意識のようなものなのか…これに答えを出すことは、一つの宗教を生み出すことに匹敵するだろう。だから何の根拠もないが、私見を述べたい。
私は生きているものには「意識」があると思っている。そして死と同時に意識が魂に代わると思っている。生きているもので意識がありそうなのは動物だ。しかし意識がない植物も、死と同時に魂にはなると思っている。だから、私は魂は生きているものが死んだときに生成されるものだと考えている。そしてその魂が輪廻のなかで生命体の中に入り込み、「生」が生成されると思う。すまない、とりとめもない哲学的な話になってしまったが、結論としては私はすべての生き物は死を迎えた段階で魂となるので、全ての生き物に魂は宿ると言い換えて良いと思う。だからこそ、全ての生き物は平等であるともいえると私は思う。

質問者 TAKA.A

2023.05.14

回答ありがとうございました。生命と魂の関係は考えれば分からないことが多いです。魂が輪廻の中で生命体に入り込み生が形成される。生物に魂は宿る、生き物は平等。その通りと思い、この考えは一番大切に。改めて生き物の尊厳をかみしめました

生き物に高等・下等もなく、全てのものに魂が宿る

2023.05.14

ンガアイホー!私K子様言います。台湾人だから日本語間違うかもだけど許して。
私キリスト教徒ね。キリスト教徒にとって魂の意味は日本や台湾の原住民が考える意味と少し違う思う。キリスト教徒にとっての魂は単純に死後の世界と結びつく。死後、最後の審判を受ける対象といったイメージね。日本や台湾の原住民では魂は不滅物というイメージでしょ。だから、魂については色々な考え方があると思って私の回答を読んでね。
私は生きているものすべてに魂が宿る思っている。それは植物だろうが、動物だろうが全てね。だってこの世に生きているものはお互いに助け合って生きているのだから、それぞれに高等・下等なんてないと私は思うから。日本も八百万の神という信仰あるでしょ。あなたたちが台湾を統治した時にその考えが入ってきたのか、それとも私たち台湾原住民がもともとその考え方を持っていたのかはっきり分からないけど、台湾原住民には祖先信仰を中心とする魂を労わるお祭り沢山あるね。例えばサイシャット族のパスタアイというお祭り有名ね。いずれにしても全てのものに対する魂を大切にするよ。

質問者 TAKA.A

2023.05.14

回答ありがとうございました。生き物には大小問わず、お互いに助け合って生きていること、確かにその通りと思いました。植物がなければ動物や人間は生きていけないこと、自然の恵みにも感謝して命の尊厳を再認識することができました。

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