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学校に行くのが怖い

不妊・妊娠・子育て 回答期限 2020.07.22
2020.07.19

小5の娘。コロナによる3ヶ月間の休校で、外出自粛を真面目に守り、家にいました。元々学校が好きではないので初めは喜んでいましたが、次第に体調を崩し始めました。
6月から学校が再開しましたが、少し動くと息切れがひどいし毎日吐き気がして学校に行くのが辛いと訴えます。ずっとこのまま体調が悪かったらどうしよう、学校に行くのが怖いと不安がる娘をどう励ませばいいでしょうか。

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回答 1 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

生きづらさ

2020.07.19

アッサラームアレイコム。
オカメさん、はじめましてホセインです。
私は十数年教育に携わっていた経験があるのですが、学校という場所はとても大変な場所だと思います。私は娘さんのお気持ちがよく分かります。
まずお伝えしたいのは、今や「学校に行くことがえらい」という時代ではありません。また「学校は必ず行かなくてはいけない場所」ではありません。これは文部科学省が通達で出しておりますので、国の公式見解です。

学校で学ぶことの一番は「人間関係」かと思います。昔は近所付き合いがあり、そこから登校班なんてものがあり、さらには自治会の子ども会があったかと思います。日ごろから子ども同士の関係性が築かれ、自然に保護者の方々のつながりも生まれ、色々な目で一人の子どもを育てる雰囲気があったかと思います。そのため、子どもも安心して学校に行ける状況があったと思います。そういった安心感(自然に築かれた人間関係)の中で学校でさらに様々な人間関係を学べたのだと思います。安心感があれば、勉強も進みます。実は学校で学ぶことの一番はやはり学習なのです。
しかし、現在は違います。自分の学級、学校に心を許せる友達が一人もいない、または心を許せる大人(先生)が一人もいないなんていう子どもがたくさんいます。もともと人間関係がない中に飛び込まされているような状況なのです。そんな状況で子どもが学校に行くことは幸せなのでしょうか。学習が深まるでしょうか。また、実は義務教育学校だけが「自分で自分の居場所を選べない場所」なのです。高校は自分で選びますし、大人になれば、自分で仕事を選びます。つまり、自分に合った人間関係の場を自分で選ぶことができるのです。しかし、日本の義務教育学校は未だ学区に縛られ、昔ながらの学級に縛られ、居場所を選ぶ自由がありません。特に小学校は担任の先生が全教科を教えるので、先生と合わないことは十分にあり得ます。でも子どもが居場所を変えることはできません。

オカメさんの娘さんは吐き気があるなど、すでに励ますだけで学校に行けるような状況では無いかもしれません。学校に行きたくないと思う理由を娘さんとスクールカウンセラーの方などで一度吐き出してしまうことが大切かもしれません。その理由が取り除けるものでしたら、オカメさんも協力して取り除いてあげて、学校に行けばよいでしょうし、取り除けないものであれば、違う支援の形(転校・フリースクール・適応指導教室等)を模索したほうが良いかもしれません。娘さんにとって一番悪い状況としては、「なんとなく学校に行けない」まま学習が遅れることかと思います。とりあえずご家庭で学習を続け、その間にオカメさんの方で相談機関とつながり、娘さんの気持ちを汲み取り、その上で次のステップを考えるのが良いかと思います。支援は早い方が良いかと思います。

学校は今、色々な意味で生きづらさを象徴する場所となっています。学校だけが子供を成長させられる場ではありません。「昔はこうだった」「これが当たり前」というお気持ちを捨て、子どものために一番良い方法で学習を深めてください。実は人間関係は大人になる過程のどこかの場で学べますし、一番大切なのは夢を築くために学習を深めておくということです。

何かご質問などありましたらいつでもご相談ください。神の思し召しのままに。
インシャアッラー。

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質問者 オカメ

2020.07.21

ありがとうございます。
学校は必ずしも行けなければならない場所ではない、人間関係は、他のどこかでも学べる、目からうろこが落ち、自分の中に、子どもは元気に学校に行くのが当たり前という思い込みがあることに気付けました。
また、そのうち慣れるのでは?もう少し様子を見たいと先延ばししたい気持ちにも気付けました。支援は早い方がよい、という言葉に背中を押されました。娘にとって心地よく、よりよい環境を作っていきたいと思います。

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