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生きる目的

生き方・心構え 回答期限 2021.09.19
2021.09.12

こんにちは。 すごく漠然とした質問ですが、人は何の為に、何を目的に生きているのでしょうか? パンデミックやらウイルスやら、それが人工で作られたやら、内戦や戦争など争いも無くならないし、政治も利権や足の引っ張り合い、既得権益も無くならないし、メディアも不幸なニュースが多く、不安を仰ぐことばかり報道している気がします。 この世に生を授かり、親から虐待を受ける子もいますし、不慮な事故で早くに亡くなる子供もいます。 動植物は、子孫を残す為に生きていると感じますが、人間は?
子供が出来ずに不妊治療で悩み苦しんでいる夫婦も年々増えていますし、子孫を残すという本来の目的からも外れて来ている気がします。 ある人が、現世は魂の修行であり、生まれてくる時にその人が現世で生きる目的(目標)を決めて、それを成し遂げる為に生涯を歩むと言っていました。 神(創造主)はいると私も信じていますし、人類の進化論だけでは、ここまで知性を持った人間が作られる事はないと感じますし、この世は仮想現実であるという説も、ちょっと共感しています。 極楽浄土へ行く為、ようきぐらしの世を目指す為、神に代わって常に周りの人へ喜びを与える為と、共感する部分はあるのですが、何となくピンと来ないと言いますか、皆が宗教観や哲学を学んで、自分の人生にもっと向き合う必要があると思います。
すみません、質問というより私の人生観となってしましましたが、もう一つ質問があります。
40歳を過ぎた頃から、自分が頑固になったな〜と感じますし、周りの同世代も頑固者が増えました。 どうしたら、自分も周りも頑固さがマイルドになりますか?

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回答 2 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

あなたは種を蒔いて去りなさい 誰が収穫してもそれでよいのだ

2021.09.12

 マツイさん、アッサラームアレイコム!生きる目的…そして頑固になっていく自分…大変共感できるご質問です。私も「何のために生きるのか」については大学時代から考えてきました。その過程でイスラームと出会ったとも言えます。ムスリムとして私が考える「生きる目的」、そして「頑固さをいかにマイルドにするか」について解答させて頂きます。
 マツイさんのように人生の目的について悩んでいる人は多いと思います。しかし、逆に人生の目的に悩まずにその日一日を精一杯生き抜くだけだという人もいます。私の妻は、今は子育てが忙しく、何のために生きるかなど最近は考えたことが無いと言っていました。もしかしたらこういった生活の方が人間にとっては健康的なのかもしれません。私もその日一日を精一杯生き抜いてきたつもりですが、大学受験ぐらいの時から考えていたのは、「この頑張りの先に何があるのか」とか「自分は幸せになれるのか」などという漠然とした不安でした。そんな不安を抱えて大学に入学した1年生の頃。私の学部は1年生の時は教養科目だけで、その学びの中から2年生以降の「専攻」を選んでいくというシステムでした。その時、何となく選んだのが「オスマン帝国の歴史」という授業でした。もともと異文化に興味があり、歴史を専攻しようと思っていた私は、古代ローマの滅亡の理由について研究しようと思っていました。同じ地中海の帝国ということでこの授業を、それこそなんとなく取りました。しかしこの授業が私の人生観を変えてしまいました。
 最初の授業の際、こんなプリントが配られました。「ルーミーの言葉」というものです。イスラームにおいては基本的には神格化されるような聖人はいません。まくまでもアッラーと自分との関係の中に信仰はあります。しかし実際は地域ごと、そして時代ごとに聖人はあらわれ、信仰を集めています。その中で、今でもトルコのコンヤを中心に信仰者を集めるメヴレヴィ―教団があり、その始祖とされているのがルーミーです。そのプリントにはこのような言葉がありました。「友よ、あなた方に言い遺すことがある。陰に陽に神を畏れよ、控えめに食べ、控えめに眠り、控えめに喋り、罪を避け、断食と礼拝を怠らず、欲を慎み、苦痛と災難を耐え忍び、礼節を弁え、平凡に甘んじず、誠実な人々、賢明な人々と共にあれ。最も良い人とは、人々の助けとなる人のこと。最も良い言葉とは、短くとも誠実な言葉のこと。(ジャラールッディーン・ルーミー)」私は正直「宗教」に関してまったくの無関心であり、興味もありませんでした。しかし、この言葉を読んだ時に、「そうか、自分は誠実に、そして誰かのために生きる人間になるよう成長するためにこの人生を歩むんだ」と思ったのでした。これが私の人生の間違え(?)の始まりだったのかもしれませんが、大学入学までの私は結構欲深く、人より一歩でも良いから抜きんでていたい、優れていたい、というような人間でした。だから、自分は幸せになれるのかという自己中心的な思考から得も言われぬ不安に陥っていたのだと思います。自分のためではなく、世の中のために生きようと思うと、視界が開け、そしてどんな人間になるべきかイスラームと対話しながら生きようと思えました。私の生きる目的は、世の中を少しでも良くするということ、そのために自分を成長させなくてはならないということ、それに凝縮され、他人の生活が羨ましいとか、自分は幸せなのかと悩むことは少なくなりました。(もちろん完全な人間ではない私はそう言うことに今でも悩むときがあります)
 また、人間は年を取るにつれて頑固になるという傾向は日本だけでなく、世界中そのようです。これはある程度人生経験を経て、自分に自信が出て、他人のことより自分の判断に重きを置くようになるのが理由の一つのようです。それはそれで素晴らしいことですが、ややもすると折角の良い話に聞く耳を持てなかったり、議論ではなく論争になりやすいなどの問題もあると思います。そんな時、私はやはり大学時代にイスラームの研究をしている時に出会った言葉を思い出します。
「あなたは種を蒔いて、去りなさい。誰が収穫しても、それでよいのだ。」
人は、誰かに自分の存在を証明するために生きているという面もあると思います。ですが、世の中が良くなって欲しいという人生の目的でいれば、自分の成し遂げたことの延長に、誰かの大成果があっても良いと思えます。こう思うと、人生に焦ることもなく、自分が正しくなくてはならないのだという独善的になることもなく、つまり頑固にならずに生きられると思います。もちろん自分自身がそういう態度でも、他者が「私は間違っていない。あなたはそれに従いなさい」のような強い態度(あるいは頑固)で圧力をかけてくる時もあります。それはあなたにとって良い時もあれば悪い時もありますから、あなた自身が判断し、もし悪いと思えばそれを払いのけることが大切です。
 すみません、長文になってしまい、また私の宗教観からの回答ですので、マツイさんのご質問への回答になっているかどうか分かりませんが、ご容赦ください。いずれにしても、人生について、そして自分について深く見つめているマツイさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
 インシャアッラー。
 

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質問者 マツイ

2021.09.14

子育てなど毎日その日その日を精一杯生きていれば、生きる目的なんて考えないで済むのかもしれませんね。 「あなたは種を撒いて去りなさい・・・」この教えは、心に刺さるモノを感じました。 暫くは自分なりに答えを探して行きたいと思います。 ありがとう御座いました。

少し違った角度で

2021.09.13

マツイさん、こんにちわ。
「生きる目的」については、色々な考え方があると思いますし、私も様々な教えや思想に、なるほど、と感じております。
そんな中で私が感じることをお話させて頂きますね。
目的は大事です。目的とは道標、行動の指針となるものだと思います。では、「生きる」という中ではどうでしょうか。
どういう人生を歩みたいか、という各自で持っているものが生きる目的で私は良いのではないかと思います。
共感はするがピンと来ない、というのはもしかしたら教えが目的だと思ってしまっているからなのかもしれません。
私も宗教を信仰しておりますが、教えのために生きているわけではなく、教えを実践出来るような生き方をしたい、と単純に考えております。
そう思うと少し違った角度で「生きる」ことについて、考えることが出来るかもしれません。
頑固についてですが、年を重ねる=経験を積むことで、自分の考えの軸が出来てきているということだと思います。頑固はその自分の軸(バット)で相手の意見(ボール)を打ち返している状態です。バットでボールを打ち返すのではなく、ミットで受け止める、キャッチボールをするような気持ちでいることが大切です。バットを振り回すと周りは怪我をします。バットだけではなくミットも持ち合わせるようにしたいですね。
キャッチボールをしたいと思っている相手にバットでボールを打ち返そうとする人には、だんだん相手からボールは投げて来なくなるでしょう。
すみません、野球で例えてしまったので意味が伝わりにくいかもしれませんが、一つの捉え方として感じて頂けたらと思います。

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質問者 マツイ

2021.09.14

教えが目的、なるほど、まだまだ信仰心が足りていないという事ですね。 あれこれ考えるという事は、その通りなのかもしれません。 またバットとミットの話は、なるほどなと思いました。 私の周りにも、会えば100本ノックをしてくる人がいますので、すごく納得しました。 ありがとう御座いました。

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