ドラッグストアーで働いていますが、接客で笑顔ができていないということで、移動させられました。
今、働く意欲がなくなっていて転職しようかとも考えてます。
移動（左遷）された時、どのように気持ちを持って行けば良いのでしょうか？

　mocoさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私は中国史が好きで、通勤の電車の中で毎日中国史の歴史小説を読んでいます。「左遷」と言う言葉自体、項羽と劉邦の故事から出ているという説もあります。今私が読んでいるのは後漢を開いた劉秀を主人公にした小説です。
　劉秀が生まれた時代、劉邦のつくりあげた前漢王朝は滅亡し、王莽と言う簒奪者が現れた時代でした。劉という姓でいるだけで不遇となった時代です。劉秀は生まれは尊貴ながら時代に恵まれず、農民として働きました。しかし劉秀はその境遇に腐らず、目いっぱい働きました。それが一族の目に留まり、首府に留学に行くことになります。
　その後も兄が殺されたり、劉玄が皇帝として即位したり、その中で極寒の地をさまようような苦しい日々も過ごしました。しかしいつでも劉秀は腐らず、前を向きました。
　これは小説の言葉なのか、歴史書の言葉なのか分かりませんが、
「草原の草は風になびき、馬に踏みつけられる。しかし、草の中でも風にも負けず、馬に踏みつけられることにも負けず、立ち上がる草がある。人間も同じで苦境に立たされた時、そのまま終わる人もいれば、そこから立ち上がる人もいる。私は後者でありたい。」と劉秀は言い、最後に彼は後漢王朝を築きます。
　誰しもつらい苦しい時があります。その時にこそ人間の真価はあらわれると思います。mocoさんはまさに苦境にあります。この苦境を苦境のままに終わらせるのか、自分を飛躍させるための助走台にできるかはまさにmocoさん次第です。
　いずれにしても、苦境から立ち上がろうとなさっているmocoさんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。

ンガアイホー！私K子様言います。台湾人だから日本語間違うかもだけど許して。
私はっきり言う好きだからはっきり言うけど、あなた今がチャンスよ。笑顔で接客できなかったのは事実でしょ。接客は笑顔でしたほうが良いでしょ。だとしたら、次の機会をもらったらその時は絵がで接客できると良いでしょ。だから「うまくいかなかったな」という時は自分を顧みるチャンスだと私は思う。
あぁ、異動させられた、とか左遷させられた、と思うのではなく、自分を変えられるチャンスをもらえたと前向きに思うと良いね。私前向きなことが特性。前向きなことって大切だよね。

働いていると、自分の意にそわない異動はある。私が一番つらかったのは、教頭だった頃の出来事だ。私は教員を38年間つとめた。50歳を越えると管理職になり、教頭で２校経験した。教頭は辛い。下からも上からも文句を言われ、それを調整しなくてはならない。しかし私は我慢し、学校のために働いた。そしていよいよ校長への異動が出るだろうと思われた時、校長が不祥事を起こした。しかもその校長は定年退職のタイミングだった。教育委員会は閉鎖的で、そして責任をあいまにする。なぜか校長は定年退職でそのまま何事もなかったように退職したが、私がその不祥事の責任を取らされた。校長に昇進できなかったのだ。
この時ほど私は憤慨したことは無い。しかし、やり場のない怒りだけが残るだけでどうしようもなかった。
私は異動し、とりあえず一年間その学校で頑張ることになった。私は新天地だと思い、切り替えて頑張った。その頑張りが良かったのだろう。結局一年後、校長に昇進した。
私がこの経験から思うのは、どこの場所でも腐らずに頑張るということだ。きみも今は辛いだろうが、辛がっているだけでは前に進まない。切り替えて頑張って欲しい。