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安楽死についての疑問質問

生き方・心構え 回答期限 2023.12.11
2023.12.08

安楽死と自然死についての疑問質問があります

安楽死は日本の法律では犯罪とみなされているようで、私がよく行く国はキリスト教文化なので神の権威に背くと教えられており、苦痛で苦しむひとを病院にも行かせられない放置状態となり見るに堪えないです。また動物にも同じで、自然死しか認められていません。

例を2つ挙げてみます。
今年の悲しいできごとは、犬が他界したこと。末期的に痛がる犬に獣医は注射を与え、そのまま安らかに天国にいきました。
30代の頃の話ですが癌で入院中の祖母は医者と、最後苦しみに耐えられなくなったら手を挙げて医者にモルヒネを大量に打ってもらうことを約束していました。最後はその通りになりました。苦しみから開放されながら最後を迎えると顔の表情も緩やかで、看取った時の姿、記憶もそのまま残ります。このように家族や本人が安楽を求めるわけで、そういう意味からも安楽死については賛同します。しかしながら、これらの行為は法律的に言えば、自殺行為に値するかもしれないという疑問です。

私の周りには80歳以上の高齢者が多くなり、またペットもずっと飼い続けるので、自然死、安楽死とは一生向き合っていかなければならないと思っています。

質問をまとめると、
オランダ、カナダは安楽死が認められている国で、日本の縛りは法律。安楽死=自殺、犯罪はかなり無理がある気がしますがどうでしょうか。

モルヒネ投与は関節的であり、かつ人生を全うした人が直前に威厳をもって延命を絶つということに近いので安楽死ではなく尊厳死の解釈にはならないか?

人も動物も同じ生き物。動物の安楽死は肯定的な国が多い中、人はどうして駄目なのか? 

人それぞれの考えなので定説はないとは思いますが、悶々とした気持ちが吹っ切れればいいと思っています。

回答 3 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

神の定められた運命にしたがう

2023.12.09

 TAKA.Aさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。私はムスリムですので、イスラームの教えに基づいて回答させて頂きます。
 イスラームもキリスト教もユダヤ教も、唯一神を信仰しています。神は絶対であり、キリスト教的に言えば、最後の審判をむかえた時、人間は復活します。イスラームでは、人間の真実の「生」は来世にこそあると教えられています。絶対的な神のもとで、現世も来世も人間が生きる場として想定されています。さらに言えば、人間が、真実の生を生きるのは死後の世界であると考えられるので、イスラームでは、もともと死者と生者の区別があいまいです。いずれにしても、神が定めた運命を歩むのが人間であり、それこそが死後の世界で天国に行く道なのです。
 この根拠としては、クルアーンにこのような一節があります。
「「かれこそは、泥から、あなたがたを創り、次いで(生存の)期間を定められた方である。一定(の期間)が、かれの御許に定められている。それでもあなたがたは疑うのか」
「かれ(神)はどんなものから、かれ(人間)を創られるのか。一滴の精液からである。かれは、かれを創り、それから五体を整えられ、 (母の胎内からの)かれの道を容易になされ、やがてかれを死なせて墓場に埋め、それから御望みの時に、かれを廻らせる」
 このように、神によってわれわれは創造される存在ですから、安楽死によって死を迎えるのは神に対する冒涜です。
 ただ、現在イスラーム圏では安楽死は認められていませんが、キリスト教圏、特にプロテスタントの地域では安楽死は合法となっているようです。彼らは神との関係性の中で、そのような結論に至ったのではなく、現代の人間の権利と言った世俗的な文脈の中でそのような結論に至ったようです。私は、人それぞれどのような考え方を持っていても良いと思いますので、安楽死についても人それぞれかと思います。しかし、私は自分の信じる神を冒涜するわけにはいきませんから、私は神がくださった運命のままに精を全うしたいと思っています。
 いずれにしても、死について真剣にお考えのTAKA.Aさんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
 インシャアッラー。

質問者 TAKA.A

2023.12.10

イスラームでは人間は神によって創造される。安楽死は認めていられないことがよく分かりました。キリスト教も一部は認めてられるものの基本的は神への冒頭は同じだと思います。宗教や各国の法律などは最低限の知識はもっておかないと、その地では背く人間となってしまうので注意していこうと思います。参考になりました。

台湾は安楽死認められているけど、犬猫の殺処分は禁止

2023.12.09

ンガアイホー!私K子様言います。台湾人だから日本語間違うかもだけど許して。
台湾には、「患者自主権法」が2015年ごろに成立している。ちょっとあなたのいうような、モルヒネ沢山打っちゃうような安楽死ではないけど、「延命治療を受けない」を選択できるという法律。もちろん、重度な認知症などの条件が必要。もしあなた、死期が近づいてきたと思ったら、台湾に来たらどうかな?
ちなみに、馬英九という最低の政治家が台湾にいるけど、彼が台湾総統だったころ、中国大陸との親睦のために、パンダがたいわんにきた。私は大陸と仲良くしたくないから、ニュースを見て、憤慨した。けど、パンダは可愛いね。見に行ったよ。
そのパンダが安楽死した。脳に悪性腫瘍があって、末期だった。最後は麻酔で眠らせて、そのまま死に至った。これは結構台湾では大きなニュースになったよ。ちなみに台湾では、犬猫の「殺処分」は禁止されている。日本はどう?それは動物の安楽死?

質問者 TAKA.A

2023.12.10

台湾には、「患者自主権法」があると初めて知りました。台湾で犬猫の殺処分は禁止されていることもちょっとびっくりでした。私の子供時代 昭和の中期は野良犬が道によくいました。狂犬病の問題で国が野良犬を一掃。どこにいってしまったかというと殺処分。それしか方法はなく、でも殺処分は合法?とも言えず、当物愛護法とのはざまにあります。動物の殺処分は誰からも愛護を受けない動物が強制的に命を絶たれてしまうので、台湾の法律に賛同です。日本で動物の安楽死は、家族と獣医の判断によるもので、看取る家族に囲まれるので殺処分より残酷なものではないです。台湾は動物を大切にしていること知識が増えました。

安楽死と尊厳死

2023.12.09

私は85歳だ。がんの治療を行っている。現在はかなり良くなった。しかし、投薬治療をはじめたとき、苦しくて、それこそ、楽になりたいと思った。また、精神的にも落ち込み、精神科にも通うことになった。やはり、楽になりたいと思った。その際に安楽死について色々調べた。それによると、現在判例が積み重なってきており、いくつかの要件がそろえば、日本でも安楽死とはならない。本人の意思、終末期であること、そして安楽死以外に、苦痛から逃れるすべがないこと、など、これらがそろえば安楽死にはならない。東海大学安楽死や名古屋安楽死判決などがある。また、消極的安楽死と呼ばれる、治療を行わないで死に至るというものもある。これは日本では合法である。この消極的安楽死は、「尊厳死」とも呼ばれる。人間の尊厳を守りながら死をむかえたい。これは私ものぞむ死に方だ。動物ではない人間だからこそ、自分の意志で「死」を選んでいきたい。

質問者 TAKA.A

2023.12.10

実直な内容に感服しました。消極的安楽死の言葉を知りました。腑に落ちたポイントは「本人の意思、終末期であること、そして安楽死以外に、苦痛から逃れるすべがないこと」。人間の尊厳を守りながら最後を迎える。尊厳は立派な人生を全うした証であること。実際にその場面になってみないとどのような心理になるか分からないですが、悔いのない人生に全力投球していきたいと思います

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