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器の小さい人間

生き方・心構え 回答期限 2021.05.26
2021.05.23

上から目線でもの言ってきたり歩き方だったり、まるで自分がどこぞのお殿様であるかのような立ち居振る舞いをしてきます。

そんな態度で来られた側は完全に萎縮してしまうし、逆らおうものなら火に油を注いでしまうことになりそうでどうにもこうにも大人しく従う道を選ばざるをえません。偉そうな人はどうして「偉そうな」態度をとってしまうのか…。

そんなものはもはや昭和の遺物でしかなくて、見ていて恥ずかしいし、誰も幸せになれないし、人はドンドン離れていってしまいます。

彼らがそんなことになってしまったのは、彼ら自身の器が小さいからだ、とか思っていましたが、ホントにそれだけなのかな?

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回答 1 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

井の中の蛙大海を知らず

2021.05.23

 ABさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。私自身、様々な場所で「偉そうな方々」に出会ってきました。その経験からご回答させて頂きます。
 まず「偉そうな方々」にも「偉そうにする」理由があります。多くの場合、その方々は自分なりにかなりの努力をし、その分野において誰よりも自分が秀でていると思っています。ある意味では成功をおさめている場合が多いかと思います。私はある意味での成功をおさめた方々は往々にして二極化していくと思っています。一つは「自分の成功がまわりの方々のお陰であり、人に投資を続けていくタイプ」で、そういった方は自分の軸はしっかりしていながらも、他の人の意見や新しい発想に耳を傾けられます。もう一つは「自分の成功は自分のお陰であり、自分の築いた財産を守りたいタイプ」です。残念ながらこういった方々が「偉そうにしてしまう」傾向にあるかと思います。もちろん自分のやってきたことに自信を持っていますから、自分の考えは100%正しく、その考えに乗らないものは全て間違っていると決めつけます。
 私は中国史が大好きで、本を読んでいると、歴史上でもやはり上記のような2つのタイプの成功者が争いあい、本当の大成功者(王朝を開くほどの成功者)が出てきます。歴史上の大成功者たちは臣下による「諫言」に耳を傾けることができるかで決まります。漢を開いた劉邦はよく臣下の意見を聞きました。また劉邦は自分の考えに固執した時に大敗を喫するのですが、彼はそういった時に臣下の諌言を聞かなかったことに素直に反省をします。また、ABさんにお勧めの小説「孟嘗君」があるのですが、この中で鉄鋼で起業したある人物が「私にとって財産は人だ。富は幻術であり、外的要素で消えてしまう可能性もある。しかし、自分のために働いてくれる人を大切にしていれば、自分の財産が消えた時、困った時に彼らが私を助け、私は何度でも再起できる」と言っていました。
 ただ、大体の成功者は幻術である「富」に固執します。それだけ辛苦なさったのですから当然といえば当然です。そして偉そうにすることで自分を保ち、その立場を保とうとします。私はこれ自体を間違っているとは思いませんが、ただ本当に歴史上に名を残すような大成功者は、「人を大切にし、新しい発想を取り入れることができる」方かと思います。結局成功者と言っても井の中の蛙であり、他の世界を知りません。その小さい世界の中での幻術である「富」を大切にするのか、それともさらに大きな世界に自分自身、そして自分の事業を進めるべく「人」を大切にするのかでゴールが変わっていくのだと思います。
 すみません、ABさんの求めるお答えになっていないかもしれませんが、いずれにしても成功者の方々を危惧するABさんのことを神様は見守って下さっています。
 インシャアッラー。
 
 

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