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命の大切さ

生き方・心構え 回答期限 2024.05.13
2024.05.10

大きく二つの考え方があると思います。ひとつは「命よりも大切なものなどない」と「命よりも大切なものがある」という考え方です。例えば信仰や価値観、アイディンティを守るために命を懸けて戦う場合は後者の考え方になると思います。この二つの考え方はどちらがより正しいのでしょうか?

回答 3 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

神とともに、そして神のために生きる

2024.05.10

 パンダ3さん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。命より大切なものはない、命より大切なものがある、なかなか難しい問題ですね。私たちムスリムにとっては「命」は神から与えられたものです。私たちの聖典である「クルアーン」では世界や人間を創造したのは神であり、人間に生をあたえ、死をあたえるのは神ひとりの権能であると記されています。ですから、命より大切なものと言うか、命そのものと神がつながっていると言えます。

 また、クルアーンでは、「言え、『彼はアッラー、唯一なるお方であられる。アッラーは、自存され、 お産みなさらないし、お産れになられたのではない、彼に比べ得る何ものもない』」として、神の絶対性を記しています。そして我々は神とともに生きずに、信仰を持たずに終末を迎えれば、次のようになるとクルアーンに述べられています。
「不信者は集団をなして地獄に駆られ、到着すると地獄の諸門が開かれる。そして門番が問う。『あなたがたの間から出た使徒は来なかったのですか。(そして)主からのしるしをあなたがたのために読誦し、またあなたがたのこの会見の日のことを警告しなかったのですか』。彼らは(答えて)言う。『その通りです。そして不信者に対
する懲罰の言葉が、真に証明されました』。(彼らは)『あなたがたは地獄の門に入れ。その中で永遠に住みなさい』と言われよう。何と哀れなことよ、高慢な者の住まいとは」
 一方で、信仰に生きれば、次のように天国に行けると述べられています。「また彼らの主を畏れたものは、集団をなして楽園に駆られる。彼らがそこに到着したとき、楽園の諸門は開かれる。そしてその門番は、『あなたがたに平安あれ、あなたがたは立派であった。ここに御入りなさい。永遠の住まいです』と言う。彼らは(感謝して)言う。『アッラーに讃えあれ。彼はわたしたちへの約束を果たし、わたしたちに大地を継がせ、この楽園の中で好きな処に住まわせて下さいます』。何と結構なことよ、(善)行に勤しんだ者への報奨は」
 このように私たちは信仰のために生きるべきであり、この命そのものが信仰のためにあると言えます。そう意味では命そのものが信仰とも言えます。
 ただ、アッラーは命を粗末にするべきではなく、精一杯生きることが大切であるとも述べています。ですから、信仰のために簡単に命を捨てたりはすべきではありません。命ある限り信仰に生きる、これこそが我々の取るべき姿のように思います。
 いずれにしても信仰の大切さについて考えるパンダ3さんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
 インシャアッラー。

命より大切なものはない

2024.05.10

きみの質問を見て直ぐに思い浮かんだのは「十字軍」だ。イスラーム世界に押された中世のキリスト世界は聖地をイスラーム帝国に奪われた。それを取り返すために、キリスト教徒は十字軍を起した。逆にイスラーム世界はそれを拡大するために7世紀以降聖戦を続け、キリスト教世界を浸食した。このように命より大切なものがある、信仰を守るために戦うということが歴史上は実際にあったように言われている。
しかし、十字軍は本当に信仰のための戦いだったのだろうか。たしかに信仰のために命を懸けた人々はいただろう。しかし、その戦いをそそのかした人々(王や貴族など)は信仰のために命を懸けなかった。そして実際は自分たちの利益のために人々に戦いを押し付けた。事実、ある十字軍はエルサレムに向かわずにコンスタンティノープルに向かい、自分たちの利益のためにコンスタンティノープルにラテン帝国をたてた。
だから私が思うのは命より大切なものは無いということだ。信仰だ、イデオロギーだ、アイデンティティーだと言って偉ぶっている人々は真面目な人々をだます。そのために戦うのだと言う。しかし、実際には偉ぶっている人々の利益のために戦わされ、命を落とすだけだ。
だまれてはいけない。自分の命を大切にするべきだ。私はそう思う。

自分の価値観が大切

2024.05.10

ンガアイホー!私K子様言います。台湾人だから日本語間違うかもだけど許して。
私はっきり言う好きだからはっきり言うけど、この世に「絶対正しい」ものなんてないね。一人ひとり価値観勝ちうし、違っていて良い。昔、ファシズムの時代、それが認められずに、苦しんだ人いた。日本も太平洋戦争に突入した後、私たち台湾人に価値観を押し付けてきたこともあったね。でも今は違うでしょ。日本でも台湾でも自分の価値観を大切にして良いね。だからあなたにとって命が一番大切だと思うえばそれでよいし、命より大切なものがあると思えばそれでよいね。
ちなみに私は自分の命より子どもが大切。子どもに何かあるなら私は進んで身代わりになる思う。

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