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危機感が…

生き方・心構え 回答期限 2022.02.19
2022.01.20

自分は危機感を持てません。
危機感がない言葉や行動に、いつも周りから「危機意識がない。何も考えていない」と言われます。
自分でもその先の結果の事を考えて恐ろしくなる想像はしているのですが、
なぜか何とかなると思ってしまう自分がいて、
なかなか行動にうつせません。
どうすれば危機感が持てるようになるでしょうか。

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回答 2 件

回答は各回答者の個人的な意見で、宗派によって見解が異なることがあります。多くの回答から質問者様にとって、一番良い答えを探してみてください。

生きていれば良し

2022.01.21

 はなぽーさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。はなぽーさんはきっと楽天的な性格なのだと思います。私も楽天的なのですが、なぜか楽天的な考え方は、お年を召した方から若いうちは攻撃されやすいかと思います。私は教育業界におるのですが、若いころは重鎮の先生方に、かなりご指導をいただきました。それからは「リスクマネージメント」をいつも心に、教育活動を行ってきました。しかし、私はある先生に出会い、やはり楽天的に生きることも大切だと思うようになりました。この経験から回答させて頂きます。
 私が信仰するイスラームにおいて、預言者ムハンマドが残した言行録(ハディース)があります。その中にこのような一節があります。
「信者は、同じ穴で(害虫)に二度刺されることはない」
(信者は同じ轍を踏むことはない)
 人は様々な経験を通して成長します。その中で、様々な失敗や過ちを経験します。その中で危機意識は育ちます。危機意識の原点は、ハディースにあるように「同じ轍を踏まない」ということだと思います。そして年長の方々は、様々な経験を経ていますから、危機意識が高まって当然です。そしてハディースにもあるようにもちろん危機意識を持つことは大切です。
 しかし、危機意識を持っているだけでは、様々な行動に制限が出るだけです。前向きな「改善」も、「いやいや、私の経験からはこういう結果になることは目に見えているから止めよう」というようにストップがかかりがちです。危機意識の高まり自体は素晴らしいですが、ややもすると新しいことを否定する風潮が出てきます。教育業界は、現在もこのような風潮が強く、そのために教育改革は進んでいないと私は思っています。
 教育業界に慣れ、少しずつ危機意識が備わり、それだけに融通が利かなくなってきていた10年前頃の私の目を開いてくれる出来事がありました。
 その時赴任していた学校はもともと落ち着かない学校だったのですが、ある年の3年生は大変荒れ狂い、学年の先生だけではもうどうにもならないことがありました。私は他学年に所属していたのですが、ある時「先生方、急いで3年1組に行ってください!」と職員室である先生が叫びました。すぐさま駆けつけてみると、なんと生徒が教室で焚火をしているのです…どうやら焼き芋をしたかったようなのですが、外が寒かったので教室に落ち葉を持ち込み、火をつけたとのことでした。火は無差別に人を害してしまう可能性があるので、直ぐに消防と警察に連絡を学校から入れました。(放火)
 幸い、誰も危害を受けることなく、日が消されました。
 私は、この前代未聞の行為に対して、学校がどのような処置をとるのか大変興味がありました。それがまた私の「危機意識」の成長につながるからです。
 しかし、この事態に対して、当該学年の学年主任が言った言葉は、
「生きていれば良し!問題なし!」
だったのです。
 私は正直はっとしました。確かに誰にも危害が及ばず、みんなが無事に生きていれば、ほとんどのことについて本当は問題がないのです。危機意識を持つことも大切ですが、人の自由を奪ったり、前例踏襲ばかりしていれば、見た目の問題は起きないでしょうが、逆に失敗から学んだり、新しいことにチャレンジしたりする機会も奪ってしまいます。生徒を信じ、楽天的に過ごすことも大切なのではないかと改めて思いました。
 またハディースにこのような言葉があります。
「自ら恥じることがなければ、望むままにふるまいなさい」
 はなぽーさんの楽天的なご性格は、神様が与えてくれた素晴らしい力です。人生を経れば、自然と危機意識は育ちます。危機意識を無理に育てようとすると、はなぽーさんのせっかくの性格が失われてしまう可能性があります。いろいろまわりからは言われるでしょうが、「生きていれば良し」という言葉を大切に、はなぽーさんらしく人生をお過ごしください。
 いずれにしても、周囲の方々からの助言を大切にしてらっしゃるはなぽーさんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
 インシャアッラー。

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経験を補う情報収集

2022.01.22

はなぽーさん、こんにちわ。
危機感を持てないとのことですが、〈何とかなる〉という考えは、けして悪いことではないと思います。
危機感を持ちすぎて行動に移さないよりも、何とかなると思ってまずは行動に移す方が、良かったりする時もあると思います。
とは言っても、リスクマネージメントという言葉があるように、起こり得るリスク的要素を頭に入れながら行動することは被害を最小限に抑えるためには必要なことでもあります。
危機感を持つために重要なことは一言でいえば経験です。
ですが、経験していないことの方がたくさんあると思いますし、特に10代だと経験が少なくて、むしろ当たり前です。
しかし、実経験は少なくても、情報を集めることは出来ると思います。
先輩から聞いたり、更には今ではインターネットからでも簡単に情報収集が出来ます。
情報収集することで経験値を補い、リスクに備えた考え方をしていくことで危機感を持つことが出来るようになると思います。
冒頭でも述べましたが、〈何とかなる〉というのは悪いことではなく、むしろ、はなぽーさんは行動力がある証拠だと思います。
そして危機感のある行動を身に付けたいという気持ちも、はなぽーさん自身あるわけです。
後はリスクを考える習慣を付けるだけだと思います。
あまり参考にならなかったかもしれませんが、一つの方法として考えて頂ければ幸いです。

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