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Ai Qualia

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供養について

冠婚葬祭・供養 回答期限 2022.08.07
2022.07.08

母が亡くなり、本人の希望で無宗教での葬儀を行いましたが、その後色々考えます。納骨の際、お経をあげてもらわないと、天国に行けないのでは。とか本人がいらないと言っていた仏壇はあったほうがいいのでは...等。普段あまり考えないような事が多くて、混乱します。

回答4

供養とは故人への敬意を表すこと

2022.07.09

 プリメさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。お母様が亡くられたとのこと、お悔やみ申し上げます。また、お母様は無宗教の葬儀を望まれたとのこと。自分が仏教徒なのか、はたまた神道なのか、それとも他の宗教を信じているのか…宗教観についていうと、日本人の多くはまさに「曖昧」ですよね。私はイスラームを信仰していますので、その観点から回答させて頂きます。
 まず、「供養」という言葉ですが、サンスクリット語に語源があり、「尊敬」という意味があるとのことです。供養は仏教と関連付けられることもあれば、単に死者を丁重に葬る=尊敬を表すという意味もあります。ですから、今回プリメさんがお母様のご意向通り、無宗教での葬儀をされた時点で、素晴らしい供養をなさったと思います。
 「お経をあげる」とか「天国に行けない」という点については、お母様の信仰に基づいてお考えになったほうが良いかと思います。日本では火葬が一般的ですが、私たちイスラム教徒は土葬です。日本では49日の法要などがありますが、それは仏教の輪廻転生の考え方と結びついています。私たちイスラム教徒は肉体の「死」はあくまでも仮のものと考えており、最後の審判に備えて体を休めているようなものです。ですから、お母様がどんな信仰をお持ちだったかによって、お経をあげるべきなのか、それとも上げる必要が無いのかが決まってくるかと思います。
 「天国」という言葉についても、宗教的に解釈すると中々難しい面があります。天国は私たちイスラム教徒やキリスト教徒などにとっては、信仰を貫いた者だけが死後に永生を得る所とされています。一方で仏教的な観点からすると、日本人が使う天国の意味合いは、おそらく浄土が正しいのだと思います。仏教的文脈から言えば、天国は神々が住まうところで、神々が争ったりする煩悩の世界となります。
 ですから、プリメさんのお母様は「無宗教」を望まれたわけですから、お経をあげるとか、天国に行けるかどうか…というのは、プリメさんはあまり深く考えなくても良いと思います。それよりも、供養の本来的な意味、亡くなられた方への敬意をいつも持ち、いつも心にお母様をとどめておくことが大切なのではないでしょうか。
 いずれにしても、お母様のことを本当に大切に思われているプリメさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
 インシャアッラー。

ホセイン | 藤沢モスク

プラネット
イスラームの教えに基いて生活しています。
幸せは心の平安によってもたらされます。
つらいこと、苦しいことをご相談ください。
あなたと共に心の平安を探していきたいと思います。

インシャアッラー。

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