最近、何をやっても自信がもてません。今までも特別自信があった訳ではありませんが、最後にはなんとかやりきる事ができ、その結果、小さな自信を持つ事ができていたと思うのですが、最近では自信を持って断言する事ができていないと思います。自分の決めた予定に対しても自信が全くもてず、決定するのに時間が掛かってしまいその結果迷惑をかけてしまっています。なにかいいアドバイスを頂けると幸いです。よろしくお願いします。

　Hedgehodさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。Hedgehogさんは30歳代のようですが、私は40歳代半ばを迎えようとしています。少しだけ長い人生経験からご回答させて頂きます。
　その昔、孔子は「四十にして惑わず」といいました。四十にもなると心に迷いがなくなった、という彼の人生経験からの言葉です。私も四十になるとそんな境地になるかと思っていましたが、全くそんなことはなく、日々惑い続けています。若い頃は、背負うものも少なく、その場その場を全力で頑張ることで仕事もプライベートも過ごし、自信もつけてきました。しかし30歳代も半ばを過ぎると、仕事でも家庭でも責任が増え、背負うものが多くなり、様々な迷いが出てきました。自分のことだけやっていれば楽ですが、歳をとるにつれ、部署の他の人のことを慮ったり、家庭のことを慮ったり、制約も多くなります。そして様々なリスクも見えてきます。それに伴って、「これだ！」と決めきれず、決断がし辛くなります。きっとHedgehogさんもそんな時期なのではないでしょうか。
　私はそんな惑いの40歳代前半を終えるに従い、少しずつ実践していることがあります。それは、迷ったらやってみる、やらないで後悔するよりやったことから学び続けようという姿勢です。色々な経験を経ると、それに伴いリスクが見えてきます。良い面で言えば、リスクを回避するために慎重な判断ができるようになりますが、悪い面で言えば思いきった判断ができづらくなります。つまり、慎重に考えた上で、やらないという判断をすることが多くなります。しかし、それは反面チャンスを逃すことにもなります。成功には必ずリスクが伴います。そのリスクを知らないので、若いうちは思い切った行動ができます。歳をとるにつれリスクを知ることは良いことですが、それを言い訳にしてチャレンジしなくなることは良いことではありません。大体の物事は実はやってみないと分かりません。ですから慎重に考えて、やるべきかやらないべきか迷ったら（大体の物事がこれに当てはまるかと思いますが）やってみた方が良い、と私は思います。もちろん、失敗するかもしれませんが、それはやはり人生の糧であり、チャレンジなければ人生経験も増えませんし、視野も広がりません。ですからHedgehogさんにお伝えしたいのは、人は歳をとるにつれ、自信を持った決断はし辛くなるのですが、とにかくチャレンジする気持ちを失わないでほしいということです。
　いずれにしても、人生を真摯に歩み続けているHedgehogさんを神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。