最近、いろいろなことに対してめんどくさいという気持ちが強くなってきた気がします。例えばテレビでふるさと納税のCMを見たときにやってみようかなと興味を持つのですが、やり方などの説明を少し読んだだけで、めんどくさいと感じてしまい、そのうちにまた気が向いたらやればいいかなと思ってしまいます。
めんどくさいという気持ちが強くなってきたのはやはり年齢を取ったせいなのでしょうか。その他、別の原因はあるものでしょうか。
また、めんどくさいという気持ちがあると物事に積極的になれないような気がして、めんどくさいという気持ちを解消したいと思うのですが、何か良い方法があればアドバイスをお願いいたします。　

　イチさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。面倒くさい、私も毎日思ってしまいます。私は教育業界におりまして、脳科学について学んだ経験がありますので、その点から回答させて頂きます。
　実は、面倒くさいと思う時間帯があります。それは朝です。面倒くさいと思うのは、脳の動きと関係があります。朝は脳がまだ覚醒していません。ですから、多くの朝、様々なことが面倒くさいと感じると思います。特に、歯磨きのような作業は手先を細かく動かします。このような作業を酸素がまだ十分にいきわたっておらず、覚醒していない脳は嫌がらいます。そのため、「面倒くさい」となります。脳が最も覚醒しているのは、昼の２時ごろだと言われています。そこでは面倒くさいと感じないようです。
　しかし、朝でも面倒くさいという思いが起きない時もあります。それは、朝寝坊してしまい、朝時間がない時です。時間が無いと、「やるべきこと」があり、のんびりしていられません。このように、脳に刺激を与える状況では、面倒くさいとはならず、やらなくては、となるのです。つまり、脳に刺激を与えることが、面倒くさいという感情を消し、やる気スイッチが入るポイントになるのです。ですので、現在のイチさんは、もしかしたら脳に余裕のある状態なのかもしれません。
　また、やることの順番を変えるのも効果的です。朝、歯磨きを面倒だと脳は認識しますが、まず散歩などをして、脳を活性化させれば、脳は歯磨きを受け入れやすくなります。また、十分に睡眠をとっていれば、面倒くさいという感情が発生しにくいと言われています。ですから、もしかしたらイチさんは寝不足なのかもしれません。睡眠時間を増やしてみる、または睡眠の質を高める工夫をしてみる、このあたりも大切かもしれません。睡眠時無呼吸症候群などの検査を受けるのも一つの手立てです。
　いずれにしても、生活に集中力を持ちたいと思っている真面目なイチさんのことを、神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。