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Ai Qualia

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死んだらどうなりますか?

老病死 回答期限 2021.11.07
2021.10.08

死んだらどうなるのか、最近よく考えます。
考えるとこわいです。
まったくの「無」だというお坊さんがいます。
生まれ変わるという人もいます。
だとすると幽霊として人前に出てくる人はみれんとかがあって、生まれ変われないんでしょうか。
何が正解なのでしょうか。
それともそもそも正解なんてないんでしょうか。

回答2

神様はあなたの行いを知っています

2021.10.08

 もすさん、アッサラームアレイコム!ホセインと申します。もすさんは10代でいらっしゃるのに、かくも深いお悩みを持たれているとは、かなり深い人生経験をなさっていることと思います。ガウタマ=シッダルタがシャカ族の王子の頃に「死」について悩み、そして出家したことが仏教を生みました。「死」は人が歴史を記すようになって以降、消えることなくいつも人を悩まし続けている問題です。もすさんのおっしゃる通り、「死」についての正解はないかもしれませんが、私はムスリムですので、イスラーム的観点から「死」との向き合い方についてお答えしたいと思います。
 神の言葉を記したコーランにはこのような記述があります。
「自分たちのために善いことを、あなたがたは嫌うかもしれない。

また自分のために悪いことを、好むかもしれない。

あなたがたは知らないが、アッラーは知っておられる。」(雌牛章216節)
 日本でも「お天道様に恥じない行動をする」と言ったことを聞くことがあると思います。私たちムスリムは「最後の審判」を信じており、現世の良き行いが来世につながると考えています。
 また、ムハンマドの言行録を集めたハディースの一つにはこのような記述があります。
「アッラーと審判の日を信じる者は、良き言葉のみを語るか、さもなければ、沈黙を守りなさい。

また、アッラーと審判の日を信ずる者は、隣人に対し寛容をもって接しなさい。

そして、またアッラーと審判の日を信ずる者は、客人に対し十分な親切を尽くしなさい。」(「サーヒフ ムスリム」第1巻)
 私は終末における審判の日を信じています。ですから死は怖くはありません。恐れているのは自分の日頃の行いが神の目に適うような正しい行いであるかどうかということです。そして、審判の日、天国へと行くことができるかです。その恐れを少しでも平安なものとするために、毎日を正しく生きています。正しく生きていれば死を恐れることはありません。
 「平安な死を迎えるために、日々を正しく生きる」ことこそ、私たちムスリムにとっての死への向き合い方です。もすさんも死を恐れるのではなく、死を迎える時に「私は正しく生きた。来世は天国に行けるはずだ」と安心していられるように正しい行いをしていくのはいかがでしょうか?
 いずれにしても生と死について深く考えていらっしゃるもすさんを神様はきっと見守って下さっています。
 インシャアッラー。

ホセイン | 藤沢モスク

プラネット
イスラームの教えに基いて生活しています。
幸せは心の平安によってもたらされます。
つらいこと、苦しいことをご相談ください。
あなたと共に心の平安を探していきたいと思います。

インシャアッラー。

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