体が丈夫なことだけが取り柄でしたが、ここ数年あちこちにガタが出てきて、このままいくとどうなってしまうのか…。先が思いやられ、不安にさいなまれます。

　オカメさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私もオカメさん同様、体の衰えを日々痛感しております。最近はちょっとしたことで、腰痛を発症してしまい、「あぁ、年取ったなぁ」と感じています。そんな私ですがオカメさんのお悩みに回答させて頂きます。
　老いは誰にでも必ずやってきます。確かに人によってその老いの進行は少し遅かったり、少し早かったりするかもしれません。ですがそれから逃れることはできません。おそらく多くの人が人生の半分は「老いと共に生きる」と思います。ですから私は老いを楽しむしかないと思っています。昔、イランのイスファハンという街で出会った老人が言っていました。「私のしわには一本一本意味がある。辛い時にできたしわ、嬉しい時にできたしわ。つまり人生も同じで、辛いことも楽しいこともある。それは老いなければ分からないこと。若い頃には見えなかったことも見えてくる老いも中々悪いことではないよ」と言っていました。
　老いと言うと体が動かない、とか物覚えが悪くなった、とネガティブなイメージとつながりやすいです。しかし、老いる＝経験豊富、老いる＝ゆっくり人生を歩むことができる余裕がある、と言い換えるとどうでしょうか。老いたことで失われてしまうことを心配するより、老いたことで得られることを楽しむ方が心に平安をもたらすのではないでしょうか。
　いずれにしても、人生について深くお考えのおかめさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
　インシャアッラー。