先日、姉の旦那のお母さんが急病で亡くなりました。まだ60歳代で若かったのに本当に残念です。姉や義理のお兄さんはもっと親孝行しておけばよかったと悲しんでいます。親孝行を尽くしきれなかった心残りは今後どのようにしたら良いのでしょうか？

ことぶきさんこんにちは
私は高齢者向け相談所で相談員をしており、葬儀に関するご相談や終活のご相談を受けているなかで、母親を亡くされた娘さんご遺族様と住職との会話を共有させていただきます。

親を亡くして悲しくて、寂しい思いと同時に自責の念も襲ってくるでしょう。
「親孝行したいときに親はなし」と聞いたことがあると思います。しかし「親孝行」とはどういったことなのか。
成績優秀で一流大学に行くことなのか、一流企業に就職することなのか、親を旅行に連れて行くことなのか、親の誕生日を祝うことなのか、一緒に暮らすことなのか、孫を見せることなのか、上げればきりがありません。
親孝行する為に一流大学に行くのですか？親孝行の為に一流企業に就職するのですか？親孝行の為に旅行に連れて行くのですか？
まず第一に考えるのは自分が生きているだけで親孝行なんです。
次に親の為にではなく、親と一緒に何かしたい、と思う気持ちが大事です。
６才くらいで親孝行はし終えてる、とも言われています。
親に迷惑をかけたことが親不孝と思われがちですが、親はそれでも子はかわいいと思ってしまうのです。
なので大抵の人は自然な形で親孝行をしているのですよ。
これからできることはしっかり供養をすること。その日その日を大切に家族と過ごすこと。今抱えている気持ちはきっと亡くなられた方に届いています。立派な親孝行ではないですか？

とのことでした。なんとか心休まればと願っております。