将来、やりたい事を友達に話したら、その子もそれいいってなって、盛り上がりました。
その子に「その夢諦めないでね、絶対に叶えようね」なんて、心にも思っていないことを言ってしまいました。
本当は自分の心の中では、まるで横取りされたような気分になり、いやな気持ちになりました。
こっそり心に秘めておけばよかったって思っている自分がいます。
心のモヤモヤを抑えることができません。
心が狭い自分も嫌だし、心にもない言葉を言ってしまうくせも何とかしたいです。
どうしたら良いのでしょうか。

　プーさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。プーさんは思春期のお年頃かと思いますが、その頃は人間関係も中々に難しく、自分の思っていないことを言わざるを得ない場面もあるかと思います。そしてそれを多くの人が平気でいるところを、プーさんは自分に嘘をついているように感じています。それは素晴らしいことだと思います。自分に嘘をつくほど嫌なことはありませんよね。
　日本には昔から言霊（ことだま）という考え方があります。言葉に魂がこもるということです。そういう点から考えると、プーさんは自分の気持ちに反することを言っていますから、言葉から誠実さが失われてしまいそうですね。しかし、人間社会に生きている以上、他者との関係性をより良くしなくてはならないというのは、人間の本能に近い部分があります。ですから、プーさんの言葉には実は誠実さが詰まっているように私は思います。
　もし、あまりにも辛くなってしまうようでしたら、自分の気持ちに反する言葉を述べてしまった後に、心の中で唱えてみてはと思う言葉があります。
「アッサラームアレイコム（心に平安を）」
「アーメン（そうありますように）」
など、宗教的な言葉を諳んじることで、少し気持ちが楽になるかもしれません。実際私も、心の中でとなえることがあります。
　いずれにしても、自分に真摯に向き合っているプーさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
　インシャアッラー。