今、親がいつか死んでしまうという事に恐怖を感じています。
私は子供の頃から親、特に父親に対してお前呼ばわりをしていました。
なぜそうなったのか覚えてないのですが、普通ではないですよね。
親と認識してなかったのかどうか、よく覚えていないんです。

周りの同級生から指摘されて、おかしいことだと気づいたのです。
二十代半ばになって親の有り難みを痛感しました。
思春期の頃、自分ができの悪い人間で、学校やめたり愚痴や八つ当たりで酷いこと言ったりしたことが
未だに罪悪感として感じてて立派な人になれなかったことが最高に親不孝ものという感じです

親が死んだら二度と会話できないですし、何もかも無になることが怖いです
不安が半端ないんです。未練を残したくない思考なので。
今、私はどのように生きていけば良いのでしょうか。
アドバイスをお願いいたします。

　親不孝者さん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私自身、ここ数年で親が病気になり、はじめて親の大切さを感じています。親は偉大であり、神に限りなく近い存在ではないかと最近よく思います。
　さて、私はムスリムですが、聖なるクルアーンにこのような一節があります。
「あなたの主は命じられる。かれの他に何者をも崇拝してはならない。また両親に孝行しなさい。もし両親かまたそのどちらかが，あなたと一緒にいて老齢に達しても，彼らに荒い言葉を使わず，親切な言葉で話しなさい。」
　クルアーンにおいても、神とほぼ同列に親の大切さが記されています。
　しかし、私たちは生物的本能として、親を越えるべき存在として若い頃は考えます。親という存在を乗り越えていくのが思春期であり、この思春期をどう乗り越えるかが、その後の親孝行への道にもつながると思います。実は思春期で親と真正面からぶつかった人ほど、親孝行への道へすんなりと進むようです。親と十分に向き合えなかった人は、逆に親への反発心を持ち続け、なかなか素直に親孝行への道に進めないようです。私はどちらかというと後者でした。ですから親不孝者さんが羨ましいです。
　そんな私ですので、親不孝者さんに適切なご助言ができるか分かりませんが、私としてはとにかくご自分の気持ちに素直に親孝行をしてくださいとお伝えしたいです。親御さんのために「これをしたい」「あれをしてみたい」ということをどんどんやっていてください。それがどんなことであれ、全て親御さんにとってはかけがえのないものとなるはずです。
　いずれにしても、親孝行を最良のものと考えてらっしゃる親不孝者さんのことを神様はきっと見守って下さっています。
　インシャアッラー。