母を見ていると忘れてしまったことが多く娘達の名前も解らない、でもいつもニコニコしている。
何年かしたら自分もこうなってしまうのかと、不安です。

　あずきさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私は40の半ばに差しかかってきました。しかし、私は年老いることは怖くありません。イスラームの聖典であるクルアーンにこのような言葉が残されています。
「あなたの主は命じられる｡かれの他何者をも崇拝してはならない｡また両親に孝行しなさい｡もし両親かまたはそのどちらかがあなたの元で老齢に達しても､彼らに苛立ちをぶつけたり､叱り付けたりせず､親切な言葉で話しなさい｡そして敬愛の情を込めて､両親に対し謙虚に振る舞い､｢主よ､幼少の頃私を愛育してくれたように､2人の上に御慈悲をおかけください｡｣と言いなさい｡」(クルアーン）
　私もつい最近まではなかなか両親に優しくすることができませんでした。しかし、40歳をこえたあたりから、両親が少しずつ弱ってきました。何となく自然に親に孝行できるようになりました。この孝行のサイクルがイスラームを信仰する私たちには根付いています。
　あずきさんも、両親に孝を尽くしてください。それが老いという不安から脱する大きな手助けになるはずです。
　いずれにしても、老いを前向きにとらえようとなさっている小豆さんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。