12歳の娘がコロナワクチンを打つのをものすごく嫌がります。
私としては、打って欲しいのですが、私と夫がワクチン後、副作用で寝込んでしまい、その姿が忘れられないようで、自分は絶対に打ちたくないと言います。
あまり強制はしたくないのですが、娘がワクチンに対して前向きな気持ちになれるような声掛けがありましたら教えて下さい。

　ももさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私もCOVID-19のワクチン接種で高熱が3日ほど続く副反応が出ました…苦しかったですが、電車の通勤があるために耐え忍びました。12歳の娘さんがワクチン接種を嫌がっているとのこと。ご両親の姿を見ていれば、そうなるのも致し方ありませんよね。私自身、迷いながらもワクチンを接種した部分があり、このワクチン接種が良いことか悪いことかは分かりません。その部分を抜きにして、ももさんのご質問である「どうすれば娘がワクチンを接種したいと思うか」に焦点を当ててご回答させて頂きます。
　私は、教育業界におりまして、しかも現在は女子教育に携わっております。実は1学期頃は、生徒たちはワクチン接種をしたがっていませんでした。それが2学期の今、多くの生徒が接種を終えた、または接種の予約を済ませています。この変化はなぜ起きたのか生徒に問うと、単純に「みんなが打ち始めたから」との回答が多くをしめました。子どもになればなるほど、この「みんな」という言葉に弱いようです。誰しも子どもの頃、「みんなが持っているから○○買ってよ～」と親に泣きついたことがあると思います。私はこの「みんな」攻撃をももさんの娘さんにもお勧めしたいと思います。実際、岐阜県の発表によると8月31日現在、12歳～19歳の接種率は17.7％でしたが、9月18日現在ではなんと34.6％と2倍に伸びています。このまま2か月ほどたてば、おそらく70％程度になってくるかと思います。これはもはや「みんな」と言っても過言ではないと思います。
　「みんなが接種をしているよ。実際接種率は○○％だって」と、ジャブをうち、そして「みんなが接種するってことは効果があるってことでしょ。副反応は辛いかもしれないけど、COVID-19に罹患したほうがもっと辛いよ。だから【みんな】接種しているんでしょ。予約するね」と畳みかけてみてはいかがでしょうか？
　すみません、あくまでもももさんのご質問への回答ということで述べさせて頂きましたが、本来は「自己決定」が大切ですし、「科学的な根拠」も必要だとは思います。ただ、この【みんな】攻撃は今回のご質問の内容に限っては大変有効だと思います。
　いずれにしてもお子さまのことを大切に想うももさんのことを神様はきっと見守って下さっています。
　インシャアッラー。