私が物心ついた時には両親は離婚していて、ずっと母と2人で暮らしてきました。
小学校の高学年になった時にどうしてもお父さんが欲しいと思い、母にお父さんが欲しいと言いました。
その数年後に母は再婚しました。
新しい父は悪い人ではないのですが、なかなか馴染めずにお互いに壁があって、よそよそしい毎日を過ごしています。
その他色んなこともあって新しい父のことをあまり好きになれません。
最近、前のように父がいない方が良かった。元の状態になってほしいと思うようになってきました。
直接聞いてはいないですが、母は私がお父さんが欲しいといったから、今のお父さんと結婚しようと、
決心した部分もあるかなと思います。
自分が欲しいと言ったのに・・・・自分のわがままは良くない思い、
好きになろうと努力をしていますが、無理と思ってしまう自分がいます。
しかしこのことは誰にもいえません。
どうしたらいいでしょうか？
アドバイスをください。

　あんみんさん、、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私、教育業界に長くおり、様々な家庭環境を持つ生徒と関わってきました。その経験からご回答させて頂きます。
　私自身、父の家庭内暴力に苦しんできました。暴言、暴力で生きる気力を失うと共に、家庭に安らぎがありませんでした。時には、母、兄、私は家から追い出され、公園で一晩過ごしたこともあります。私は高校生の頃には父を恨み、激しく反抗もしました。兄は高校卒業と同時に早々に家を出ました。私も同じように家を出て、成人後はあまり家に寄り付かなくなりました。
　正直、私は父を今でも好きではありません。ただ、母はそんな父を愛しているようです。私はその姿を見るにつけ、最近は父を好きではありませんが、今までの行動について許すようになりました。人は家庭のような親密な人間関係の愛憎の中にいると、感情が強くなります。一度嫌いと思ってしまった感情は深く、根強くなります。しかし、どこかで相手を許す、または一歩下がった人間関係として冷静にその関係性を眺めないと前へ進めません。
　私の教え子で、母が14歳の時にその子を産んだという生徒がいました。その生徒は母を恨むどころか、母の行動の全てを許し、中学生ながらに母を助けていました。その生徒の気質もあったのでしょうが、その生徒は母に何かを期待するのではなく、母に自分が何ができるかを考えていました。
　あんみんさんはお母様のことを深く愛しているようです。色々あったかとは思うのですが、お母様が愛し、一緒になった新しいお父様です。お父様を許し、認めることが大切かと思います。好きでなくても良いのです。お父様を許してあげてください。そんな感覚でいると一段高いところから冷静に新しい関係を築けるかと思います。人はお互いに許し、許しあわなくては生きていけないのではないでしょうか。
　いずれにしても家族関係をより良いものにしようとしていらっしゃるあんみんさんのことを神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。