自分に自信が持てません。
自分にはいい所がないのかなと感じる時もあります。
そんな時はどのように考えたらよいでしょうか。

　はなびらさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私、教育業界に身を置いておりますので、その経験からご回答させて頂きます。
　日本人の自己肯定感が世界の中で低いと言われて久しくなりました。あるデータによれば2013年時点の統計より、現在の数値はさらに下がっているとのことです。アメリカなどでは「自分に満足している」と答えた割合が80％を超えているの対して、日本は40％前後です。ですから、はなびらさんの思いというのは多くの日本人が抱えているのです。
　私なりになぜこのような傾向になってしまうかを考えていますが、一つに日本の教育現場において、「人のためになることをしなさい」とか「人の役に立てる人間になりなさい」ということをやたら生徒に強調することが原因かと思います。人の役に立つというのは、冷静に考えるとかなり高いハードルかと思います。学生時代に、胸を張って「私は誰かのためになっています！」と言える人は多くは無いと思います。また、新卒で仕事を始めた人も、学生との違いを痛感し、数年間は勉強の日々で、これも「私は会社のために貢献できています！」と言える社会人も多くはないかと思います。「人のためになる」＝「自分に自信が持てる」＝「自分を好きになる」という図式が日本では成り立つかと思いますが、これはなかなか難しいというのが現実かと思います。
　ですから私ははなびらさんにご助言したいのは、誰かのために自分を規定するのではなく、自分のためにはなびらさんが頑張っていることがあれば、それで自信を持って下さって良いのではないかということです。例えば、早寝早起きの生活習慣がある、とか毎回の食事でよく噛んで食べる、でも良いと思います。それがはなびらさんの健康的な生活に貢献しているからです。自分を好きになることにハードルを高くするのではなく、小さいことでも是非ご自身をほめて頂き、どんどん自分のことを好きになって、自信を持って下さい。自分のことを好きになれない人が、他の人を心底好きになることはできないのではないかと思います。
　謙虚なお気持ちを持つはなびらさんのことをいつも神様は見守って下さいっています。
　インシャアッラー。