私は30代の主婦で、2人の小さな子供がいます。
子供たちの世話や家事に追われて日々を過ごしていますが、最近、自分自身の人生について深く考える時間が持てなくなったことに気付き、何となく焦燥感を感じています。
私は大学を卒業後、数年間会社員として働いていましたが、子供が生まれてからは専業主婦として生活しています。
子供たちや家族のためにつくすことは幸せではありますが、私自身のことについて考えると、何となく満足していない自分がいます。
また、子育てが一段落した後の人生についても考え始めています。
子供たちが独立した後、私には何が残るのか、そして私は何を望むのか、自分自身で答えを見つけられずにいます。
私がどのような視点で自分の人生を見直すべきか、また、自分自身の人生の目標についてどのように考えていけば良いかについてアドバイスを頂ければ幸いです。

　elleさん、アッサラームアレイコム！ホセインと申します。私も子育て真っ盛りの一人ですが、やはり子供中心の生活で悩むことが多々あります。子どものために仕事から早く帰っても、全然子どもが相手してくれなかったり、逆に疲れて帰ると子どもがしつこく遊んでほしいとせがんできたりと、うまくいかない日々です。私はムスリムですので、イスラーム的観点から回答させて頂きます。
　まずelleさんにお伝えしたいのは、信仰に生きたほうが良いということです。信仰に生きると様々な雑念が無くなり、気持ちが爽やかになります。イスラームにおいては信仰生活に入ると次の5つの新しい境地に入ると言われています。
・慈悲（ラフマ）
・生きがい（ハダフ・アルハヤー）
・幸福（サアーダ）
・悲しさ（フズン）の克服
・恐怖心（ハウフ）の克服
それぞれ説明がいるかと思いますが、elleさんのご質問にそくして一つだけ説明させて頂きます。生きがい（ハダフ・アルハヤー）とは、信仰することで人生に目的が与えられ、日々は善行を積む営みであり、篤信が生きがいとなる、ということです。人は何のために生きるのか、いつも悩みます。しかしその答えは簡単です。神を崇拝することです。そうすれば篤信こそが生きがいとなります。仕事より何より篤信が大切になります。子育てしながらも信仰生活に入ることはもちろんできます。ぜひ神へ帰依してみてください。
　いずれにしても人生の目的について悩むelleさんのことを、神様はきっと見守ってくださっています。
　インシャアッラー。